フォーサイト行政書士の全額返金保証制度はハードルが高い

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フォーサイトの全額返金保証制度は難易度が高い

全額返金保証制度を目的としてバリューセット3の受講はおすすめしません。理由はかなり条件のハードルが高く、価格も高いからです。私はバリューセット1で十分だと考えています。

この記事では2022年から行政書士の通信講座を検証している私が記事を書きました。また、フォーサイトも実際に受講しています。全額返金保証制度の適用条件とその難易度、なぜバリューセット3が個人的におすすめじゃないかを解説します。

目次

全額返金保証制度の適用条件とその難易度

全額返金保証制度の条件は以下の5つです。

  1. 全ての確認テストにおいて100点を取得すること
  2. 2024年度試験対策をご購入の方:専用試験(学力テスト)を1回受験し、得点が学力テスト受験者の上位24%に入ること
  3. 合格基準点の85%を満たすこと(300点満点中180点で合格の場合153点以上)、足切りの点数以上を取得すること(「一般知識」で24点以上)
  4. 合格発表後に必要書類を提出・教材の返送をすること(試験結果通知書のコピー、本人確認書類のコピー、返金申請書、教材一式)
フォーサイト公式サイトより参照

難易度的には

  1. 確認テストですべて100点を取る→簡単
  2. 学力テストで上位24%を取る→難しい
  3. 合格基準点の85%以上で不合格→難しい
  4. 教材の返送→手間がかかる、紛失に注意

確認テストで100点を取るのは非常に簡単

フォーサイト行政書士講座のマナブン
フォーサイトの確認テスト

全額返金保証制度の条件1がすべての確認テストで100点を取ることですが、これは非常に簡単です。確認テストはフォーサイトのマナブンというeラーニングで受けられる、一問一答形式のテストです。問題の難易度的にも比較的簡単な問題が多かったです。さらに、この確認テストは何度でも受けられるため、回答を暗記しておけば、100点は容易く取れます。

学力テストで上位24%を取るのは難しい

条件の2は学力テストで上位24%を取ることです。この学力テストは本試験より難易度が高いと言われています。また、確認テストと違って、一発勝負のため難易度は非常に高いでしょう。この学力テストは本試験1ヵ月前に開始され、eラーニングで通知されます。

しかし、2021年度以前は学力テストで〇〇点数以上という条件だったのが、2021年度以降は上位〇〇%以上と相対評価に変わりました。そのため、フォーサイトがどれほど難しい問題を出しても、周りの受験生よりいい成績を出せば適用されます。

実際にTwitterでも2021年度以降は学力テスト通ったという口コミが出てきました。

やった……!
フォーサイトの学力テスト、返金対象に……!
これで行政書士試験に落ちたら10万円もらえることになります

Twitterから引用

フォーサイト、最終学力テスト…

40/45点で、合格点クリアで不合格時の全額返金対象になれました

返金いらないから、合格欲しいのであるm(__)m
いや、ほんと返金いらない

Twitterから引用

注意点はこの学力テストはブラウザからのみ受験できるということです。アプリからは受験できません。

学力テストの実施方法についてはフォーサイト公式サイトで詳細に解説されてるため、そちらを参考にしてください。

➡学力テストの実施方法(公式サイト参照)

本試験で高得点を取るのも難しい

本試験において以下の条件を満たすこと
・合格基準点の85%を満たすこと(300点満点中180点で合格の場合153点以上)
・足切りの点数以上を取得すること(「一般知識」で24点以上)

フォーサイト公式サイトより参照

条件の3は行政書士試験で、たとえ不合格でも高得点を取ることです。おそらくフォーサイトはギリギリ不合格だった方の救済のために、全額返金保証制度を作ってると思います。記念受験レベルでは返金されません。

一応確認ですが、行政書士試験の合格基準です。

合格基準
次の要件のいずれも満たした者を合格とします。
① 行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、満点の50パーセント以上である者
② 行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、満点の40パーセント以上である者
③ 試験全体の得点が、満点の60パーセント以上である者
(注) 合格基準については、試験問題の難易度を評価し、補正的措置を加えることがあります。

行政書士試験研究センターより引用

必要書類、教材の提出は面倒くさい、紛失に注意

条件の4は必要書類と教材の提出です。合格発表から14日以内に提出する必要書類は以下の通りです。

  • 試験結果通知書のコピー
  • 本人確認書類のコピー(運転免許証・マイナンバーカード・写真付き公的証明書類など)
  • 返金申請書
フォーサイト公式サイトより参照

必要書類の提出は面倒くさいだけですが、教材も全て提出しなければいけません。例えば、ペースメーカー答練の答案用紙も提出する必要があるため、バリューセット3を申し込んだ際は保管に注意を払いましょう。

また、フォーサイトの教材を来年も使いたいという方もいるでしょう。そういった方も教材一式返還して、返金されたお金で、新しいテキストを購入しましょう。行政書士試験は毎年、最新の法改正に対応するテキストで勉強する必要があるためです。

ちなみに、教材に書き込みや折れ、汚れがあっても大丈夫だそうです。

注意点は必要書類と教材一式を提出する際の送料は自己負担ということです。送付先は東京文京区にあるフォーサイトオフィスです。教材は大量にあるため、1,000円以上はしそうです。また、振込手数料も自己負担です。

全額返金保証制度目的にバリューセット3を受講するのは個人的にはおすすめしない

バリューセット3の受講を検討されてる方は、おそらく全額返金保証制度が大きな要因になってると思います。しかし、個人的には返金目的でバリューセット3を受講するのはおすすめしません。

前述のとおり、条件が非常に厳しいのと、SNSでは学力テストに合格したという口コミはありますが、返金されたという口コミは見たことがありません。そのため、おそらく条件(学力テスト)を達成できるほどの実力があれば、行政書士試験に合格できると思います。

個人的にはバリューセット1で充分だと思います。バリューセット1も基礎講座(インプット)と過去問講座(アウトプット)があり、最低限のものは揃ってます。直前対策講座や答練などは市販のもで代用すれば、安く済みます。バリューセット1は54,800円でバリューセット3は94,800円です。価格差は4万円ですが、市販の予想問題集を2冊買っても5,000円もしないでしょう。コスパ的にはバリューセット1が最もおすすめです。

バリューセット1で充分ですが、あえてバリューセット3を選択する理由は過去問 一問一答にあると思います。過去問 一問一答は肢別で問題を解くことができるeラーニングです。

フォーサイト行政書士講座の過去問 一問一答
過去問 一問一答
フォーサイト行政書士講座の過去問 一問一答
過去問 一問一答

しかし、個人的には無料で過去問を解けるサイトがあり、そちらを利用すれば十分だと思います。

結局のところ、フォーサイトはバリューセット1で十分ということです。

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この記事を書いた人

現在フォーサイトで2023年行政書士試験合格を目指して勉強中です。ほかのブログでは実際の受講生ではない人が書いてる場合があります。私はしっかり、自分の体験談を書き、信憑性にこだわったコンテンツを作成します。

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